たくさんの方にご協力いただき、皆さまから託された支援物資を熊本県内へお届けしました。

今回の投稿は、「支援に行ってきました」と活動を見せるためではありません。

物資を託してくださった皆さまへのご報告と、現地で見えた課題を共有し、これからの支援と私たち自身の備えにつなげるために書いています。

最大震度7を観測した場所から近い、被害の大きい八代市を訪れ、津奈木町の受け入れ先を通じて、被災された方々へ届けていただく支援も行いました。

私たちが通った国道3号線などは、発災から間もない中でも通行できる状態まで復旧が進んでいました。

猛暑の中、昼夜を問わず復旧にあたっている皆さまの力を感じました。

一方で、道路や敷地には大きな亀裂が残り、倒壊した建物によって通れない場所もあります。

主要道路が通れることと、一人ひとりの生活が元に戻ることは別だと感じました。

今回は、事前に現地と調整した上で、

高齢者施設、子どもの発達支援を行う拠点、一人暮らしの方のお宅、津奈木町を通じて被災された方々へ、飲料水、食品、紙類、衛生用品などを届けました。

現地で伺った声で

「配布拠点には物資がある。でも、取りに行く手段がない」

というものもありました。

物資が配布拠点まで届いても、車を持たない方、運転できない方、移動が難しい高齢者や障がいのある方、小さな子どもを抱える家庭には届きにくい。

災害支援は、物資を集めて終わりではなく、
「最後の一人までどう届けるか」まで考える必要があります。

また、地下水を生活用水としていた地域では、地震によって使えなくなり、上水道のように一括して復旧時期を示しにくいという課題もありました。

近所同士で水を分け合う支え合いは、とても大切です。

しかし、地域の善意や個人の負担に頼りきってよいのか。

平時から
・給水をどのように行うのか
・支援が必要な人をどう把握するのか
・物資を届ける人や車両をどう確保するのか
・福祉施設や子どもの支援拠点とどう連携するのか
まで決めておく必要があると感じました。

一部の店舗では、商品が品薄になっている状況もありました。

倒壊した民家や災害廃棄物、生活道路、断水、福祉施設や子どもの支援拠点への継続的な支援など、必要な支援は時間とともに変わっていきます。

また、職員さんも被災しているため、
生理用品や、ドライシャンプーなど、『職員さん向け』は別途用意していたので喜んでありました。

今後も現地の要請を確認し、

「必要な物を、必要な量だけ、必要な場所へ」

を大切にします。

善意が現地の仕分け負担にならないよう、今後、物資募集が必要になった際は、必要な品目と数量を確認した上でお知らせします。

そして、今回の経験は、筑紫野市の防災にも必ず持ち帰ります。

物資を受け取りに来られない方への配送、福祉・子ども支援機関との情報連携、井戸利用世帯を含む断水への備え、地域の助け合いだけに頼りすぎない支援体制について、改めて確認していきます。

家庭では、飲料水を1人1日3リットル。

最低3日分で1人9リットル、できれば1週間分で21リットルです。

食料、簡易トイレ、常備薬、モバイル電源なども含め、今一度、備えを確認していただけたらと思います。

現地へ行ったこと自体を、成果にはしません。

何を届けられたのか。
何がまだ届いていないのか。
次に何を変えるのか。

そこまで考え、行動につなげることが大切だと思っています。

物資をご提供くださった皆さま、情報を広げてくださった皆さま、仕分け、積み込み、車両の手配、運搬、現地調整に力を貸してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

皆さまから託された思いとともに、確かにお届けしました。

今も不安な時間を過ごされている皆さまが、一日も早く安心して生活できるようになることを心から願っています。

※記載した内容は、今回私たちが訪問し、見聞きした範囲での状況です。地域や時点によって必要な支援は異なります。支援を行う際は、自治体や現地団体の最新の要請をご確認ください。

この記事を書いた人
春口 あかね
春口 あかね戦略統括委員
一般社団法人つくしのくに / 執行役員
RUBIA WELLNESS / 代表
SDGsボードゲーム / ファシリテーター
ヨガ資格:ヨギー・インスティテュート認定200(YIC200)
筑紫野市商工会 紫プロジェクト委員会 / 副委員長
筑紫野市議会議員